この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
奥様が交通事故に遭い、亡くなったとのことで相談に来られました。相手方の当初の提示額は、死亡による逸失利益の額、死亡慰謝料の額が低額に抑えられていました。
解決への流れ
当初は話し合いによる解決を目指して民事調停を申し立てましたが、双方が主張する損害額に開きがあったため、調停は不成立に終わりました。そこで民事訴訟を提起し、突然に家族を失った遺族の悲しみを裁判官に理解してもらうべく、主張・立証を行いました。その結果、相手方の当初の提示額の2倍以上の金額で和解することができました。
この事案は被害者が高齢者ということで相手方提示額が低い金額になっていましたが、民事訴訟を提起し、遺族の思いを理解してもらうことに努めた結果、賠償金の大幅アップを勝ち取りました。それまで私が行ってきた犯罪被害者支援活動によって培った経験が、間接的ではありますが、役に立ったように思います。