この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
高速道路のジャンクションにおける合流地帯で、右側から入ってきた依頼者車両の左後部に加害者側車両が斜め後ろから追突をしてきた格好の事故において、被害者本人交渉においては加害者側として80:20を主張し、話が平行線に終わっていた。
解決への流れ
弁護士介入後、先方との交渉により90:10まで話は進んだが、その後判例タイムズにおける事故類型や、加算要素などを理論的に述べる書面などをやりとりした結果、100%過失を認めるに至り、訴外和解により終了した。
交通事故における過失割合は、それが争いになると専門要素が絡む部分であり、一般の方が保険会社と交渉をするのになかなかハードルが高いものです。弁護士としてはある程度事案が類型化されているものではありますが、個々の事件において特殊な要素というものは必ず存在するので、それらの点を残さず広い、理論的に主張を展開するということが、当方の主張を受け入れてもらうための重要な要素です。