この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
ご依頼者様は、過去、何度も窃盗などで逮捕、裁判を受けたことがありながら、またもや窃盗行為に及んでしまい、起訴(裁判にされることです)されてしまいました。被害者も3名で、ご依頼者様は、何度もこれまで窃盗などで逮捕され、また、裁判も受けており、検察官は執行猶予など付すことなく実刑になるべきだと論告求刑をされました。
解決への流れ
裁判まで1件、示談・被害弁償がまとまっており、判決ギリギリまで、被害者の方と示談交渉を続け、判決前日までに全ての方と示談がまとまりました。また、ご親族の方とも綿密に打合せ、ご依頼者様が刑務所で服役してしまうことで生じる様々な悪影響を丁寧に裁判で証人として証言していただきました。その結果、検察官が実刑相当の意見を付けていたにもかかわらず、裁判所からは執行猶予判決をいただき、無事、刑務所にて服役することなく社会に戻れました。
検察官が実刑相当の意見を述べた場合、かなりの確率で刑務所での服役となりますが、諦めずに最後まで示談交渉を続けたことでよい結果が生まれました。特に一部の被害者の方とは起訴されていない余罪も全て含めて示談を締結したのが大きかったと思います。