この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
浮気相手の奥様から突然連絡があり、慰謝料500万円を請求された。三日以内に支払わなければ職場に行くといわれた。既婚者と浮気をした自分が悪いとわかっているが、とてもじゃないが支払えない。浮気の回数は少なく、しかも積極的だったのは相手のほうだったのにという思いもあった。激高した奥様に職場まで押しかけられて周囲にバレてしまい、依頼者は本当に困っていました。
解決への流れ
依頼を受け、まずは弁護士から相手方へ電話をし、職場に押しかけるのはやめるよう伝えた。直後に内容証明を発送。謝罪文言、接触禁止をつけるなど合意書上で調整し、最終的に請求額よりも大幅に少ない解決金の支払いで合意し、結果的に早期解決することとなった。
夫婦が離婚をしていない場合は、離婚をした場合よりも慰謝料の額は少なる場合が多いです。裁判になったとしても、過大な請求は認められませんし、不貞の証拠が乏しければ訴えることはできません。しかしながら、示談交渉の段階で、理由があるからといって減額を求めるばかりでは、相手の感情をいたずらに逆撫でしてしまいます。問題の解決には相手の同意が必要です。依頼者の資力と相談しながら、穏便に解決ができたことと思います。