この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
相談者は40代女性で、夫は40代・自営業を営んでいました。不倫相手の女性は20代の会社員でした。依頼者は数か月前から夫の行動がおかしく、女性と不貞関係があると思っていました。しかし、決定的証拠はなく、相手女性が誰かもわからない状況だったので、当事務所に相談・依頼に来られました。当事務所は、まず、夫のクレジットカードやETCカードの利用履歴から夫の行動を調べ、また、夫の女性とのLINEのやり取りや相手女性のSNSの投稿を調べました。それにより男女関係があることが濃厚であると判明しました。この事実を夫に問い質しいたところ、不貞の事実は認めたが、相手女性の氏名等は明らかにしませんでした。そこで女性の携帯電話番号とメールアドレスから携帯会社に弁護士照会し、相手女性の氏名・住所等が判明した。
解決への流れ
相手女性に通知書を出し、不貞慰謝料300万円の請求をしたところ、相手女性は不貞の事実をすんなり認め謝罪し、300万円を分割払いする内容で合意しました。
配偶者が不貞をしているのにその証拠がない、これは大変悔しいことです。このような相談は数多くあります。通常は不貞の現場を押さえるということはできません。現実的に、最も有効な証拠は不貞男女間のLINEやメールの記録やETC利用履歴から分かる行動記録です。(そのような記録がある方は、是非当事務所にご相談ください)そして、今回のケースのように、不貞がバレない、身元までは分からないとたかをくくっていた相手方が、慰謝料請求の通知で観念し、裁判をせずに解決できるケースもあります。依頼者は最初、不貞を否認された悔しさと不安を感じていましたが、裁判をすることなく、不貞を認めさせて、慰謝料を獲得できたことで悔しい気持ちを晴らすことができたようです。不貞慰謝料請求は、不貞の証拠収集方法について弁護士に相談し、不貞相手との交渉を弁護士に依頼することで、上手くいく可能性が高まりますので、まずはご相談ください。