この事例の依頼主
60代 女性
相談前の状況
夫が理由を告げず一方的に自宅を出て別居となり、長期間が経過していましたが、ある時ご本人がご自分の戸籍を取ったところ、夫の子として認知された子どもがいることが分かりました。しばらくおひとりで悩まれたそうですが、娘さんに相談し、娘さんが当ウェブサイトを検索し、連れ立って相談にお見えになりました。
解決への流れ
ご本人が不貞の事実を知ってから3年が近づいてきていたため、不貞相手に対して慰謝料請求の訴訟、夫に対しては離婚調停を経て離婚訴訟を提起しました。最終的に、夫とは離婚し、夫と不貞相手に連帯して慰謝料を支払ってもらう形で両方の訴訟につき和解が成立しました。
夫が出て行って長期間が経過していたため、別の弁護士に「あなたが探さなかったから…」と責められるようなことを言われたそうです。夫は自宅を出てからも職場には以前と同じように出て、住んでいる所は明かさず、「俺は一人でいる」と女性の存在を否定していました。ご本人が責められるような事情はありませんでした。ご本人は当初一人で悩んでおられましたが、話を重ねていくうちに元気を取り戻し、明るい笑顔で和解に至ることができました。