この事例の依頼主
女性
相談前の状況
離婚することは決めていたが、何をどう始めれば良いかわからず、離婚に必要な手続き、財産分与や養育費の考え方・決め方や公正証書の作り方など分からないことが多くて悩んでいた。
解決への流れ
チャットワークというLINEのようなチャットアプリ(セキュリティー面の信用性が高い)を利用して、相手方との離婚の話し合いに向けて、手順を考え、法的な疑問点を一つ一つ解消していった。公正証書の原案のチェックも行い、委任状の作成について等細かな疑問にも答えていった。そして何より、相手方との話し合いのためメンタル面を整えることを重視し、成育歴など振り返り、どうして離婚したいのか、離婚したらどうしたいのかということを明確にすることにより、精神面の安定を保てるようフォローした。絶対譲れない点、譲歩できるところを明確にすることにより、話し合いも乗り切り、依頼者の望むスケジュールで協議離婚が成立した。
弁護士に離婚を相談する場合、弁護士が代理人として相手方と直接交渉というのが通常だと思われるが、高額な着手金が必要となる。このケースでは、依頼者自身が直接行動し、公正証書の原案も自分で作成するということだったので、受任はせず、依頼者の法的な疑問点を解消し、公正証書の原案をチェックし、話し合いに向けてのメンタル面を整えることに専念した。受任はしていないので、着手金は必要でなく、かかった費用はチャットワークを利用した継続相談料のみである。争いになる前の段階から相談していただけると、このように低コストで法的疑問点も解消しながら協議離婚を成立させることが可能になる。