この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
Bさんは,交通事故で脳挫傷等の傷害を負いました。保険会社からは,何も説明がなく,示談金を支払って解決したいとの提案がありました。Bさんのご家族は,保険会社の対応を不審に思い,私たちに依頼しました。
解決への流れ
私たちは,Bさんのカルテを取り寄せ,怪我の重大さから,予想される後遺障害を検討しました。そして,追加検査が必要であると判断し,Bさんに同行して病院を訪ね,主治医の先生に追加検査を依頼しました。また,Bさんの日常生活の状況等について,聞き取り調査を行い,事故による後遺障害の影響を調査しました。追加調査等の結果,Bさんは,併合4級の後遺障害を獲得しました。追加調査等がなければ,より低い後遺障害等級になったことが予想されます。自賠責保険金だけでも,数百万円の差額が生じうることになります。
適切な後遺障害等級を獲得することは,その後の示談交渉において,数百万円以上もの損害賠償額の差をもたらすことにつながります。そして,適切な後遺障害等級を獲得するためには,適切な医学的知見が必要となります。後遺障害等級が妥当かどうかの判断も含め,弁護士にはできる限り早期にご相談されることをお勧めいたします。※守秘義務の観点から、事例の一部を修正しています。※事務所として対応いたしました。