この事例の依頼主
男性
相談前の状況
相談内容な以下のような内容でした。弁護士を就けずに相手方保険会社と交渉をしてきた。特に交渉の時に問題はなかったし、相手方保険会社から賠償案が示された。もうあとは示談するだけだが、一応内容を確認してもらえないか。このタイミングで見てもらっても、もう意味はないだろうか。
解決への流れ
示談直前でも、弁護士を介入させることはできることを説明しました。また、示談直前で弁護士を介入させたとしても、弁護士基準によっての計算は可能なので、増額することは多々あることを説明し、弁護士介入をしました。相手方保険会社と交渉をし、弁護士基準での計算を依頼をし、傷害慰謝料(通院慰謝料)だけでも約20万円の増額をしました。
弁護士を就けずに、通院、交渉をしてきて、最終段階で、保険会社から示談案が示されたところで、ご相談に来られる方もいます。そのタイミングで相談に来られた方は、「このタイミングでは弁護士を入れても意味がないでしょうか」「後遺障害が無いと弁護士を入れてもあまり意味がないでしょうか」と言われる方が多いです。そのようなご質問に対しては、「最終段階でも弁護士を介入させる意味があります」「特に弁護士費用特約が付いているのであれば弁護士を介入させるべきです」とのご説明をすることが多いです。それは、弁護士を介入させることで賠償の基準が変わるからです。ですので、後遺障害が無い場合であって、示談直前であったとしても、弁護士を介入させることで賠償額の増額が可能となります。示談直前であっても、一度弁護士に賠償案を見てもらうことは重要です。